英語の勉強中に音楽を流す人は多いですが、「集中できた気がする」と「実際に頭に入っている」は別物です。BGMは万能なブースターではなく、学習内容とその日の状態に合うときだけ味方になります。特にリスニングや音読など“耳を使う学習”では、音の干渉が起きやすい点も押さえておきたいところです。BGMは学習の内容に合わせて選ぶくらいの距離感だと失敗が減ります。
静かな環境が合う人もいれば、無音だと周囲の物音が気になって落ち着かない人もいます。BGMは、外の音や生活音をほどよく覆ってくれるため、集中のスイッチが入りやすいケースがあります。反面、音が情報として脳に入り続けるため、内容を理解する作業では負担になることもあります。たとえば英文を読み込んで論理を追うときは、静寂の方が速く進む人が多いです。「集中できる」より「進みが速い」を基準にすると判断しやすくなります。
BGM選びで外しやすいのは歌詞です。英語の歌詞は、学習の英文と同じ“言語”として耳に入るため、頭の中で取り合いになりがちです。まずは歌詞なしの音に寄せ、テンポは落ち着いたものを選ぶと邪魔になりにくくなります。音量は「小さすぎて気になって上げたくなる」ラインではなく、「流れているのは分かるけれど、注意を奪わない」程度が目安です。音が主役にならない設定にすると、BGMのメリットだけ残しやすくなります。
BGMが合いやすいのは、単純作業が混ざる学習です。単語カードの仕分け、フレーズの書き写し、例文の見直しなど、作業として淡々と進める場面は、BGMがリズムを作ってくれます。逆に、音源を聞き取るリスニングやシャドーイングは、耳の帯域を使うので避けた方が無難です。復習も同様で、答え合わせや間違い直しのように“手を動かす時間”なら相性が良いことがあります。耳を使う学習は無音、手を動かす学習はBGMと分けると迷いにくくなります。
逆効果が出るのは、BGMが気になってしまうときです。曲が好きすぎて意識が持っていかれる、テンポが速くて落ち着かない、途中で広告や曲調の変化が入って集中が切れる、といったパターンが典型です。英語の歌詞はもちろん、日本語の歌詞でも同じことが起きます。もう一つは、疲れている日にBGMで気分を上げようとして、結局だらだら聴いて終わる形です。「今日は進まない」が続くならBGMを切るくらいの割り切りが、学習を守ります。
英語学習のBGMは、合う場面では集中のきっかけになりますが、内容によっては足を引っ張ります。歌詞なし、落ち着いたテンポ、控えめな音量に寄せ、手を動かす学習で使うと相性が出やすいです。耳を使う学習では無音に戻すなど、場面で切り替えると失敗が減ります。家での工夫に加えて、学習のリズムを作って継続したい人は、英会話スクールでペースメーカーを持つ選択肢も考えられます。
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